“CCCからコピー先がいっぱいという報告がありました。この問題を回避するにはどうすればいいですか。

This documentation is for an older version of CCC. You can find the latest version here.
Last updated on 2017年3月6日

CCCのSafetyNet設定を使用している場合は、高度な設定を使用して、より緩やかな削除制限を適用する必要があります。コピー先で必要とされる空き容量は、平均的に1日で編集されるファイルサイズによって異なります。一般的に、通常バックアップタスクの間コピーされるのと同じ容量がバックアップタスクの開始時(削除完了直後など)に利用できるようになっている必要があります。つまり、CCCが通常9GBのデータをコピーしていても、たまに14GBまで増加することがある場合には、削除の設定をその最大値に対応できるように(例えば、最低15GBの空き容量を残しておく)設定する必要があります。特に大容量のファイルを定期的に変更するような場合は、1回にコピーされるデータ量は最小でもかなり多くなります。例えば、日常的に80GBのWindowsの仮想コンテナを使用している場合、毎日のバックアップタスクの間にコピーされるデータ量は少なく見積もっても最低80GBになるので、その分を削除設定で対応しておく必要があります。

最適なSafetyNetの削除制限を判断する

タスク履歴を使用して削除制限を判断

タスクのための最適な削除制限を判断するには以下の手順を使用してください:

 

  1. CCCのツールバから 履歴 をクリックしてタスク履歴ウインドウを開きます
  2. 2つ目のポップアップメニューから影響を受けたタスクをsort operatorとして選択します
  3. “コピー済みデータ”のコラムヘッダをクリックして、この値で降順に表を並び替えてください
  4. 1番上の値はこの特定のタスクでコピーした最大のデータ量を示しています。削除制限はこの値よりも若干多く設定される必要があります。そうすることで、タスクの開始時にCCCはファイルをコピーする前に最低その空き容量を利用可能にすることができるからです。

デフォルトでは、コピー先の空き容量が25GB以下になるとSafetyNetの内容を削除して行きます。CCCのSafetyNet削除制限の設定を変更するには、CCCのメインアプリケーションウインドウからタスクを選択し、以下の手順に従ってください:

  1. ウインドウの下にある“高度な設定を使用”をクリックします。
  2. SafetyNet の削除設定で、SafetyNetの削除制限を指定してください。例えば、コピー先で利用可能な空き容量、アーカイブの古さ、アーカイブのサイズなどを基準に指定できます。
  3. 制限を指定します。
  4. 変更内容をタスクに保存してください。

“新しいファイルに十分な空き容量があるのに、CCCからコピー先がいっぱいですという報告があるのはどうしてですか。”

良好なバックアップファイルを壊れたファイルで上書きすることがないように、CCC は“atomic”と呼ばれる特別なファイルコピーの手順を使用します。ファイルが最後のバックアップ以来変更された場合、一時的なファイル名、例えば.filename.XXXXXX を使用してコピー先にコピーされます。ファイルのコピーが完了したら、CCC はコピー先の古いバージョンを削除(またはアーカイブ)して、アップデートしたファイルを正しいファイル名に名称変更します。ファイルのコピーが完了したら、CCC はコピー先の古いバージョンを削除(またはSafetyNetに移動)して、アップデートしたファイルを正しいファイル名に名称変更します。

CCCがこの特別なプロシージャを使用するため、コピー先ボリュームには、最低でも、バックアップされるすべてのデータ、プラス、ソースボリュームにある最大量のファイルの一時的なコピーを収容するだけの空き容量を確保する必要があります。大容量のファイル、例えば、ムービー、ディスクイメージ、仮想マシンコンテナなど、を頻繁に変更する場合、バックアップタスク実行中に空き容量が不足することを避けるために、ソースボリュームで消費されるよりもずっと多い空き容量を持つバックアップボリュームを指定しておく必要があります。

“SafetyNet機能をオフにしているのに、どうしてコピー先がいっぱいになることがあるのですか。”

CCCのSafetyNet設定を無効にしている場合、項目が削除の対象になることに出くわすと、削除が起きるということに注意してください。CCCはソースとコピー先ボリューム両方のファイルとフォルダをアルファベット順にトラバースします。そのため、CCCがソースから削除された項目を削除する前に、新しいファイルをコピー先に書き出す可能性が起きます。ソースに大規模な組織的変更が加えられた場合、(例、フォルダの名称変更または移動、削除と作成を何度も繰り返した場合)、トラブルシューティングのオプション、最初に削除パスを実行を使用してバックアップタスクを実行する方が賢明かもしれません。さらに、コピー先ボリュームに _CCC SafetyNetフォルダがある場合、そのフォルダをゴミ箱に入れ、空にしてから先に進んでください

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